馬場ファミリー農園×べジタブルテーマパークフカヤ |深谷農業(笑)学校 深谷ねぎのオーナーになって定植から収穫までを体験!
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イベントの概要
【内容】
長年「深谷ねぎ」をはじめ、様々な野菜を深谷で生産している馬場ファミリー農園さんが主催の農業体験イベント「深谷ねぎオーナーになろう!」は、参加者が畑のオーナーとなり、定植から収穫(20kg程度)までを体験することができます。圃場にお越しいただくのは定植時1回、途中作業2回、収穫時1回、計4回です。半年間の管理は馬場ファミリー農園さんが行います。
・定植時のひと畝、約100苗を手植えします。
・途中作業2回は、土寄せや除草などの作業です。
・収穫し、焼きねぎ体験をします。
(収穫した深谷ねぎは、持ち帰るか宅配する。送料は別途かかります。)
【開催日時】
①2023年5月20日(土) 9時30分~11時
作業 機械によるねぎ定植及び手植え 深谷ねぎの話
②2023年7月23日(日) 9時30分~11時
作業(土寄せ、除草) 農薬の話、夏の作業体験
③2023年10月22日(日) 9時30分~11時
作業(土寄せ、除草) 秋の作業体験
④2023年12月10日(日) 10時30分~14時
作業(収穫)、焼きねぎ体験、試食
プロの指導で深谷ねぎの栽培体験
本イベントは、深谷ねぎのオーナーになるだけではなく、深谷ねぎの生産者「馬場ファミリー農園」さんの指導の下、深谷ねぎの定植から収穫までを体験します。農業初心者の方も大歓迎、ご家族やお仲間で参加して、プロの知識を学びながら安心して深谷ねぎを育てることができるのです。この度、埼玉南部や群馬などから総勢で7組13名もの方々にエントリーいただきました。会場は、深谷グリーンパーク「パティオ」側にある圃場。「パティオ」さんには、駐車場を利用させていただくという、ありがたいご協力がありました。
深谷ねぎのオーナーに向けて!
こちらが、笑顔の素敵な「馬場ファミリー農園」さん。馬場三恵さん(左)、お父さんの茂さん(中)、お母さんの久江さん(右)。この日に合わせて土を耕し、圃場を準備してくれました。「美味しい深谷ねぎが育つよう、みんなで頑張りましょう!」と、校長のお父さん。今日はよろしくお願いします!
最初に、深谷ねぎについてのレクチャー、今日のスケジュール、定植の手順など、丁寧に説明してくれました。
圃場はすでに馬場さんによって「溝切り」され、「苗」も準備されていました。ちなみに「溝切り」は、深谷ねぎのような白ねぎを育てるうえでとても大切な作業。ねぎの成長に合わせて「土寄せ」といってねぎに土を被せることで、白い部分を伸ばします。生育状況に合わせて「土寄せ」することで、軟白部の白が長く、葉の縁とのきれいなコントラストが生まれ、美味しいねぎが育ちます。効率よく土を被せるために、あらかじめ溝を作っておくことが「溝切り」といいます。
馬場さんがご用意してくれた「苗」です。一見すると大きな一枚モノのように見えますが、実は小部屋に別れています。この苗作りは、3粒の小さな種を5㎜間隔で蒔いていくという、気の遠くなるような作業。これを見ただけで頭が下がる思いです。
定植を行う前に、竹看板に各自名前を書きました。この看板となる竹も馬場さんが切り出し、参加者がささくれた切り口で手を傷つけないよう、丁寧にやすりがけをしてくれたとのこと。きめ細かなお心遣いをありがとうございます。看板を立てたひと畝が、これから収穫まで自分の畑。一気にオーナー気分にスイッチが入り、やるぞ~と気合が入ります!
ちなみに、今回のイベントは、夕方のニュース番組「newsイット!」(フジテレビ)で取り上げられ、開校の3日前にこの圃場で、木村拓也アナウンサーが竹看板を立てて、ねぎの苗を定植しました。取材の様子はこちらからご覧いただけます。収穫にもお越しいただけるのか、楽しみですね!
いよいよ定植!
その前に、校長より通常行う機械による定植を見せてもらいました。この機械で、同時に2畝を定植していくとのこと。機械植えにチャレンジしたい!という参加者が数名体験しました。感想を伺うと「意外とうまくできました。ねぎのにおいがして感動しました。」と白岡町からご参加のトクヒサさん。また、熊谷からご参加のイシイさんは「楽しかったです♪まっすぐ進んで嬉しかった。」
機械植えだとあっという間かと思いますが、今日は土に触れながらの手作業です。使う道具は小さなクワとバケツ。すべて貸し出してくれます。まずは馬場さんからコツを学び、いざ定植! 苗をバケツに取り分け、クワで土を掘りながら5cm間隔で苗を植えます。
ひと畝終えるのに約1時間。後ろに下がりながらコツコツと行う地道な作業、みなさん実際に体験されていかがだったでしょう。この日初対面の参加者さんたちは、定植が始まると互いに協力し合ったり、労ったり、畝越しに声を掛け合ったり、終わるころには長年の仲間のようにも見えました。
汗を流しながらも、清々しさも感じられ「腰が痛いけどやり切った達成感がまさる!」と、浦和から参加のヒロセさん。群馬で焼肉店を営んでいるモンマさんとホンダさんは「いつもねぎは買っていましたが、自分たちで育てたねぎをお客様に提供したくて参加しました。」という素敵なきっかけも教えてくれました。
取材の私も…
さて、ちなみに今回、取材側のわたしも仲間と一緒にオーナーにチャレンジいたしました。実際に手作業でひと畝植えた感想は、やっぱり腰に来ました(笑)これを何畝もとなると相当な重労働だとあらためて実感。でも、看板を立て、苗を植え終えると、あとはねぎの生育がとても楽しみに。このねぎのレポートもあと3回にわたりお届けしますので、どうぞお楽しみに♪
今回は第一回目ということで、実際に手作業で定植していく模様をお届けしました。日常的な深谷ねぎのお世話は「馬場ファミリー農園」さんにお願いしながら、参加者は年内にあと3回圃場で作業をします。夏から秋にかけて「土寄せ」や除草作業を行い、順調に育てば12月に収穫です。次回は7月に第二回目を予定。イベントの模様は随時お届けしますので、どうぞお楽しみに!
執筆:ふかやさいアンバサダー 牛原 琴愛さん