おいしいいちごをみんなに食べてほしいから
甘い香りが漂う、明るいハウス。笑顔で出迎えてくれたのは「いちご畑花園」の園主・高荷政行さん。
関越自動車道、花園インターチェンジから車で約3分、新設された秩父鉄道ふかや花園駅からも徒歩約5分という交通アクセスの良い場所に建つビニールハウスでは、いちご狩りの他、いちごの直売も行っている。
現在は埼玉県オリジナル品種の「あまりん」をはじめ、「章姫」や「紅ほっぺ」など6種類ほどのいちごを生産。
全て土を用いた高設栽培で育てている。
この方法は、地面よりもかなり高い位置でいちごを栽培するため、いちごの状態の変化にも気づきやすく、また、いちご狩りもしやすいのだと言う。
県内では高荷さんがいち早く取り入れ、さらに車いすの方も一緒にいちご狩りができるようにと、いちごの列の間隔を広くし、お客様からも喜ばれていると話す。
「いちごは採りたてが一番おいしい。一番良い状態でみなさんに食べてもらいたい。」と微笑むその表情には、どこまでもお客様目線で、どこまでもいちご想いなその人柄で満ちていた。
手をかけて育てれば、いちごはちゃんと応えてくれる
いちごを丁寧に愛情深く育てる高荷さんの栽培をはじめたきっかけは、今から20数年前。
当時、農協直売所の所長をしていた時のことだと話してくれた。
花園近辺ではいちご狩りといえば秩父が有名で、たくさんの観光客が訪れていたが、施設は飽和状態でお客様が入りきれない状況にあったと言う。
いちご狩りをしたいというお客様からのニーズに応えるべく、花園地域で直売所を中心に観光農業はできないだろうかと考えた。
若手農家とともに検討を重ね、全国の農家を訪ね、学ぶうちに、自らいちご栽培に乗り出すことを決意。
当初は直売所の所長といちご栽培の二足のわらじを履き、休みなく働いていたが、不思議と辛さはなかったという。
「手探りながらもいちごにとって良い環境を整えれば、おいしいいちごができる。栽培は難しいが、いちごはちゃんと応えてくれるから楽しくて、とても面白いです。」と語ってくれた。
埼玉県のいちご「あまりん」を一度食べてみてほしい
平成28年に品種登録された埼玉県の「あまりん」。
甘みと酸味のバランスがとても良く、糖度が高い品種で、いちご畑花園でも大人気のいちご。
まだ知名度が低いが、そのおいしさを知ってもらいたいと、高荷さんも栽培に力をいれている。
また、いちごの楽しみ方を知ってもらうためにキッチンカーを作り、直売所でいちごのかき氷等の販売も行っている。
「いちごは直接口に入れるものだから、安全・安心が基本。その上でおいしく食べてもらいたい」と語る高荷さん。
「いちごをきっかけに一人でも多くの人に農業に携わってほしい」と研修生の受け入れも積極的に行い、後継者の育成にも力を入れている。農業への想いといちご愛にあふれる高荷さんにぜひ会いに来てほしい。
「馬場ファミリー農園紹介」ムービーもぜひご覧ください♪(「畑のごちそう1.2.3」より引用)
高荷さんのいちごを…
【購入できる・手に入れられる場所】
・深谷市内の農場直売所
・JA花園農産物直売所
・食品館ハーズ
・ふるさと納税返礼品
【味わえる場所】
・一度はたちよってみたいメロンパン屋(JA花園農産物直売所敷地内)
・キッチンカー(夏場のみ、不定期、主にJA花園農産物直売所敷地内)
PROFILE
高荷 政行さん
株式会社いちご畑
深谷市黒田646-1(農場)
TEL:048-584-1509
ホームページ:http://www.ichigo-batake.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/995562577132623/
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