DCIM102MEDIADJI_0547.JPG

深谷で野菜を満喫!「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」|野菜のときめきで溢れた施設を楽しみ尽くす♪冬のベジ旅【前編】

この度、新メンバーとしてふかやさいアンバサダーを務めさせていただくことになりました、野菜ソムリエプロの土田美緒と申します。今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。冬空の寒さもなんのその、あふれる野菜愛に突き動かされ、以前から話題のあの場所へ行って参りました♪

全2回記事の前編です。

後編を読むにはこちらから!

深谷テラス ヤサイな仲間たちファームへ

ワクワクしながら熊谷駅から秩父鉄道に乗車、出発進行〜!

愛らしい電車に揺られること約20分、ふかや花園駅へ到着。

着くや否や、早速ベジポイントを発見!ど〜んと立派なキャベツや深谷ねぎがお出迎え。さすが埼玉県では1位、全国的にみても6位の野菜産出額関東の台所と呼ばれる深谷らしいおもてなしです。しかもよーく見ると深谷の「ふ」ではありませんか。

これまた野菜推しのふっかちゃんポストを横目に、

今回の目的地「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」へ。

こちらは2022年5月29日にオープン。「野菜にときめく、好きになる!みんなの笑顔を育むファーム」がコンセプトの野菜の本当の魅力をあらゆる角度から楽しめる複合施設。手掛けているのはキユーピー株式会社です。秩父鉄道「ふかや花園駅」から徒歩5分、関越自動車道「花園IC」からは車で6分と抜群の利便性。昨年10月にオープンした「ふかや花園 プレミアムアウトレット」からもほど近く、ますますの盛り上がりを見せているそう。

畑を見ながらモリモリ野菜を味わう レストラン編

収穫体験前にまずは腹ごしらえ、建物内のレストランへ。こちらは地産地消を提唱し、野菜の持ち味を生かしきる調理法に定評のある音羽和紀シェフと音羽創シェフが監修されています。マルシェにその日に入ってくる新鮮野菜が主役の魅力的なメニューがずらり。

悩んだ末…私は看板メニューのシェフズサラダに♪10種以上の野菜が使われ、それぞれ調理法も様々野菜本来の優しい味わいがわかる繊細かつ絶妙な味付けでモリモリ野菜が食べられる魔法のサラダプレート。野菜たっぷりのミネストローネも五臓六腑に染み渡ります。

2種のオリジナルドレッシングがこれまた美味。この日はオニオンフレンチ&フルーツビネガーのマスタードドレッシングでした。思わずパンにもつけちゃうほど。

どのお料理も野菜が大きくゴロゴロとカットしてあるので、食べていて何より食感が楽しい!しかも自然とよく噛んで食べるのでヘルシーだけどボリューム満点、すっかり満腹に。と言いながらも食後のデザートは別腹。甘すぎないタルトタタンは「シナノスイート」がぎっしりで風味豊かです

ディナーも曜日限定で予約できるそうなので、また改めて来てみたいと思うほど納得の美味しさでした。

手ぶらで野菜を楽しく収穫~ファーム編

口福な時間を過ごした後は、いざ野菜との触れ合いを求めて外へ。
野菜のエネルギーが満ち溢れた美しい畑は圧巻の景色。アブラナ科の野菜たちの生き生きとした表情を眺めながら進んでいくと、現在この体験農園を管理・維持してくださっているメンバーの一員、研修生の鎌田結衣さん・山崎正人さんがニコニコ待っていてくださいました。

年中いつでも収穫体験ができるようにと、常時30種類以上の野菜が育てられており、年間では200種も!スタート当初はこの土地は田んぼだったとのこと。実際に耕し始めると石がゴロゴロ出るような荒地からのスタートだったと聞いてびっくりしました。
そもそもどんな経緯や想いでこの施設が生まれたのか?気になり始めた私は、このプロジェクト成功の立役者のお二人にお話を伺うことに。

社内公募へのエントリーから10年もの月日をかけて「野菜の魅力を知ってもらいたい!もっと野菜を食べてほしい!」という常日頃からの想いを形にし、まさにその夢を叶えた、深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム 野菜営業部の松村佳代さん。野菜ソムリエの最上級資格である野菜ソムリエ上級プロも取得されたスペシャリストです。

今でこそ野菜を中心とした深谷観光の名物スポットですが、「畑のすぐそばにレストランをはじめとする商業施設を作れる場所であること」「関東近郊からのアクセスが良いこと」など厳しい条件をクリアするのはハードルが高く、候補地を巡る途方もない日々が続くこと4年。その中で生まれた様々な出会いやご縁をきっかけに、現在の深谷での施設開業へと繋がったそうです。

この手探り状態のゼロからのスタートを共に邁進し、体験農園の土作り、土地に合った作物の選定や栽培管理など、ワクワクする畑づくりのためにご尽力されているのは「種を播かなければ芽も出ない!播かないものは反省もできない!」が決まり文句、熱いモチベーションとその人柄に多くのファンがいる農業プロデューサー・農業コンサルタントの中村敏樹さん。

「常に食を提供・提案するキユーピー株式会社が、野菜をより楽しく身近に感じられる場所を作りたい‥そんなプロジェクトであればぜひお手伝いしたい!と発足。大きな企業が参入するわけですから、ビックプロジェクトでした」と語る中村さん。

年間を通して野菜が絶えないような畑作りで大切にしていることは?とお尋ねすると、「例えばキャベツは、夏に種を播いて秋冬に栽培する。そうすると農薬も極力抑えながら、害虫もつきにくく、よく育つんだよ」と、“旬を大切にする(守る)”ことを意識されているそう。また、体験しに来てくださるお客様の数が不特定だからこそ、成長のスピードが異なる品目を選定するなど、長年培ってこられた豊富な経験や知識、創意工夫でこの畑を育て、守ってくださっています。

別の野菜のようですが、ケール、ブロッコリー、カリフラワー、コールラビ、スティックセニョール、葉牡丹はみんな同じ仲間。こちらはただ今絶賛生育中のケールの仲間、カーボロネロ(黒キャベツ)。

次から次へと新しい葉が出てくる(1株で50枚ほど収穫できるそう)ので、秋から冬にかけて収穫し、そしてとう立ちしたらナバナの収穫も。そんな野菜の「全て」を感じ、畑を通じて「興味」を持ってほしいと、嬉しそうに話してくださる中村さん。

「お客様が楽しく野菜に親しんでくださっている様子を見たり、お客様と会話をしたりする中で、『発見や驚きがあった』という感想をいただくと、今までの困難を乗り越えて進んできた方向は間違ってなかったんだなあと感じます」と語ってくださった松村さん。

今後も「純粋に、そしてシンプルに、『野菜って楽しい』と感じていただける場所」を作っていくこと、さらにじっくりと野菜と向き合っていただけるようなコンテンツを準備していくことが目標だそう。これからも進化し続ける「ヤサイな仲間たちファーム」から目が離せませんね。

貴重なお話に心を揺さぶられた私。実際に野菜とコミュニケーションを取ろうということで収穫体験に参加しました。
旬を迎えている5種ほどの珍しいお野菜の収穫が、何とワンコイン!

この日は野菜ソムリエプロでもあり、先輩ふかやさいアンバサダーの福島玲子さんにご案内いただきましたよ。

畑の地図を元に(地図の裏にはレシピも載っているので要チェック)、収穫の仕方などを丁寧にレクチャーしてくださるので、初めての方やお子様でも安心。また収穫後には「どうやって食べたら無駄なく美味しい?」など、まるで野菜のコンシェルジュのように色々と答えてくださるので、スタッフさんとのおしゃべりも楽しい時間です。

いざ!軍手をはめてカゴとハサミを片手に、畑へ。
「すごく大きいねえ」「どれを収穫しよう?」「おっ、結構力がいるぞ〜」など大興奮の連続。色、香り、大きさ、形、品種など普段の生活ではなかなか体験することができない野菜の姿を知り、実際に触れ合うことができます。

収穫しながら広い畑をめぐる中で、隠れベジを見つける楽しみも♪カーボロネロの陰に隠れたビーツや、

ひっそり芽キャベツ、

ひょろり干された大根、

こっそりいちごも。

カラフルな畑での過ごし方は十人十色。のびのびと気持ちよさそうに成長する野菜のパワーを感じながら、収穫体験やお散歩、写真を撮ったり、鼻歌を歌ったり……思い思いの時間を過ごすのにもぴったり、そんな居心地の良い体験農園。ちなみに、畑のお野菜はひとつから購入することもできそうなので、ふらりと「畑にお買い物に行く」のもアリですね。

まだまだ旅は始まったばかり後編へ続く…

後編を読む

 執筆:ふかやさいアンバサダー 土田美緒さん

INFORMATION

深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム

営業時間 :

マルシェ
平日  10:30~17:00
土日祝 9:00~17:00
収穫体験
平 日  10:30~16:00
土日祝  9:00~16:00
レストラン ※土日のディナーがなしとなり、イベント時(牛祭など)のみ開催となります
開門時間
平 日   10:30~17:30
土日祝   9:00~17:30
※木曜日は終日、閉門
定休日  2024年10月4日~毎週木曜日※祝日除く

Web : リンク
駐車場 : 深谷テラスパークと共用で138台 (無料 / 利用可能時間 9:00~17:30)

定休 : 毎週木曜日、ただし正月三が日を除く
住所 : 〒369-1248 埼玉県深谷市花園108番地
Tel :048-580-7550

野菜の楽しさに
何度も訪れたくなるまちへ。

肥沃な土地とお日様のチカラに恵まれ、全国有数の野菜・農業のまちとして知られる、ここ埼玉県深谷市。ベジタブルテーマパーク フカヤは、『関東の台所』とも呼ばれるこのまち全体を「野菜が楽しめるテーマパーク」に見立て、何度でも訪れたくなる観光地となることを目指しています。

深谷へのアクセスはこちら
VIEW MORE