中山道の街並みに佇む、レンガ造りの建物。
伊勢屋製菓店は、かつては深谷レンガの製造元だった「日本煉瓦製造」によって作られた
最後の建物となっているそう。

店内は、定食屋のような雰囲気が特徴的です。

ステンドグラスのランプが灯るカウンター。
普段は団子や稲荷寿司などがテイクアウト用に並べられているのだそう。

テイクアウトは基本的に全てのメニューをお持ち帰りできるのだとか。
ラーメンも可能と聞いてびっくり。近所のお客さんはかき氷をテイクアウトすることもあるみたいです。

現在は8割のお客さんが街中から訪れるそうです。

フレッシュいちご氷　690円（練乳付き）

早速、店内イチオシであるイチゴのかき氷を注文。すごく大きい〜！
自家製のイチゴシロップと練乳がたっぷりついてくるのが嬉しいです。

こんなにボリューミーなのに、690円なんて破格の安さですね！

かき氷は他にも、

・つぶあんがたっぷり乗った「氷あずき」
・抹茶ソースとあずきの入った「宇治金時」
・黒みつとあずきをかけていただく「黒みつ氷あずき」（全て690円、練乳付き）

があるそうです。

１人で楽しむのもいいけど、数人でシェアしながら違う種類を楽しむのも良さそうですね。

かけ方をカスタマイズ！

真上からソースをたっぷりかけて、いただきます。
かけるタイミング、量はお任せスタイル。食べながらかけていく「追いソース」もありかも。
好きな時に、好きな量で・・・同じメニューでもかけ方によっては違った味が楽しめそう！

ソースをたっぷりかけたら、練乳をたっぷりかけていただきます。
このトロトロ感がたまらない♪
ちなみに少し高いところからかけると上手く写真が撮れますよ！

そのお味は…?

一口食べるとスーッと氷の冷たさが広がり、一瞬でなくなる・・・！
シロップと練乳の甘味 + 果実の程よい酸味がクセになる美味しさ。

一口食べてまた一口、と止まらなかったです！

使用している氷は、岡山から仕入れているのだとか。
4代目店主の鶴巻さんが見せてくれました。

賞味期限1分？！ふわふわ団子

かき氷を堪能した後は、伊勢屋の定番メニューの団子をいただきました。
これが想像以上にふわっふわで柔らかい・・・！
あまじょっぱいみたらしをたっぷりつけていただきます。

よくみると、団子の形が完全な球型ではなく、
平たい形になっているのがわかりますか・・・？
持ち上げると、すぐに落ちてしまいそうなくらい！

「形が悪いほど出来がいい」と語る鶴巻さん。
少しずつ崩れていくのは、それだけ柔らかい証拠ですね。
その分、時間が経ってしまうとすぐに固くなってしまいます。

「あえて日持ちしないものを作っているので、
出来立てのものをその場ですぐいただくことに意味がある」という
店主の想いが込められた渾身の一品です。

柔らかさの秘訣

餅米は使わず、100%うるち米を使用しているからこそ、
出来立ての団子が柔らかく仕上がるそうです。
ブランドは埼玉県産コシヒカリ。農家から直接仕入れているのもこだわりを感じますね。

1日に1~2回、蒸練機で蒸して作られる伊勢屋の団子。
米粉に水を入れるのではなく、蒸気を入れることで
より柔らかい口当たりになるそうです。なるほど・・・！

▲団子の元となる米粉。手触りが心地よかったです！

頼んだのはみたらし団子とあんこの団子、そしていそべ団子の３種類！（全三種、120円）
みたらし、あんこも自家製。量もたっぷりで嬉しいです。
三種それぞれ、味比べするのも良さそうですね。

朝6時から仕込みを始めているといる伊勢屋の団子。
添加物も一切入っていない、団子本来の味わいを
楽しんでみてはいかがでしょうか〜？

「１から作ること」にこだわりを持った伊勢屋のメニュー。
店主の想いがこもった絶品グルメの虜になること間違いなしです。
ぜひ行ってみてくださいね！