採れたての地元野菜を楽しもう！

2022年にオープンした「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」は、キユーピーグループで行った新規事業の公募により誕生しました。
「コンセプトは、『野菜にときめく、好きになる！みんなの笑顔を育むファーム』。私はもともとグループ会社で野菜を扱う仕事をしていて、野菜ソムリエの勉強もしていたので、『もっと野菜の楽しさを広めたい』と思い企画しました」
そう話すのは、公募でこの事業を提案したご本人、野菜営業部課長の松村佳代さんです。
そんな野菜の魅力をたっぷり楽しめる施設内を、さっそく見ていきましょう！

建物に足を踏み入れると、新鮮な野菜や果物がずらりと並ぶマルシェがあります。ここでは地域で採れた旬の野菜や果物、加工品、調味料などの販売を行っています。野菜のスペシャリストによる食べ方の提案も行っているので、ちょっとめずらしい野菜にも挑戦するチャンス。

スペシャリテ＆サラダバーで旬の野菜をたっぷり味わう

マルシェの奥にある約130席のレストランは、天井が高く広々とした空間。大きなガラスの向こう側には体験農園が見えます。

レストランでは地元深谷の野菜を中心に、素材のおいしさや彩りなどの魅力を楽しめる料理を提供。地産地消を提唱するシェフの先駆けともいえる音羽和紀シェフ・音羽創シェフが監修しています。

月替わりのスペシャリテは、その時期の旬の野菜がテーマになっています。取材時には茄子をテーマにした「茄子のラザニア バジルソース」をいただきました。じっくり火を通した茄子はとろっとやわらかく、茄子本来の甘みが引き出されています。ラグーソースとホワイトソース、ラザニア生地とも相性抜群。

レストランではすべてのメイン料理にサラダバーが付きます。サラダコーナーには、ピクルスや煮びたしなどのデリサラダ、ポテトやマカロニのサラダ、定番のキャロットラペなど、旬の野菜を使ったさまざまな種類のサラダが並びます。マルシェで仕入れた地元野菜や、施設内の農園で育てている採れたての野菜などもふんだんに使われています。

サラダコーナーには、シンプルな野菜とともにシェフオリジナルのドレッシングを楽しめるドレッシングバーも用意されています。取材時にはきゅうりドレッシング、いちごとトマトのドレッシング、とうもろこしの具沢山タルタルなど、野菜ベースの色鮮やかなドレッシングが並んでいました。マルシェで販売している調味料をここで味見することもできます。

収穫体験＆野菜教室で野菜をもっと好きになる

建物の外には、季節に合わせたさまざまな野菜を栽培する体験農園が広がっています。ここでは３～５種類の野菜の収穫が、なんと500円でできるとのこと！　土日には多いときで200人ほどが参加するという、大人気の体験です。

レストランの奥にある野菜教室では、野菜を楽しむためのさまざまな企画が用意されています。パンケーキ作り、ピクルス作り、マヨネーズ作りといった親子で参加できる教室のほか、季節に合わせたイベントも。不定期開催なので、内容はSNSなどをご確認ください。

「『深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム』は、キユーピーグループの中でも最も地域に密着している事業。この場所を通してキユーピーグループのファンになっていただけるといいなと思っているので、レストランでグループの商品を使ったお料理を出したり、マルシェで新商品をご提案したりと、幅を広げていきたいです」と松村さんは話します。

大人も子どももみんなで楽しめる「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」。食事や買い物、収穫などを通じて、旬の野菜のおいしさと楽しさを体験してみてください。

※営業時間や定休日、金額などの掲載情報は変更になる場合がございます。あらかじめ各店舗・施設に確認の上、おでかけください。

■取材日：2025/7/31　■取材・執筆：瀧川美里　■写真：及川誠