「中瀬屋」の「深谷ねぎだんご」が深谷ならではでおいしい!
今回は、ふかやさいアンバサダーの福島が、深谷ねぎを使ったお団子や和菓子がおいしい深谷の老舗「中瀬屋」をご紹介します。
中瀬屋の開業は明治時代。1代目は、『中瀬屋』と看板を掲げて玩具屋を始め、2代目から和菓子をはじめ今の店主で4代目。川越で修行を重ねてからこの地で3代目のお父さんと一緒に和菓子屋を営んでいます。
店主は、だんごを美味しく召し上がっていただきたいとの思いからどのお団子も注文を受けてから焼き始めます。焼き上がりを待っているとフワーっと香ばしい香りがしてきました。焼きたてを楽しめる深谷ねぎだんご!
誕生のきっかけは、小学校の授業でねぎ農家さんと一緒に子どもたちが育てた深谷ねぎを使って「数か月後に産業祭があるから子どもたちが育てたねぎで何か作ってほしい」と小学校から声をかけていただいたことが始まりです。深谷ねぎだんごの案は、友人と話していた時のひらめきでした。「焼鳥のねぎまがあるならお団子でも合うのではないか?」という話から深谷ねぎだんごが誕生しました。
深谷ねぎだんごを深谷ねぎまつりに出店、「深谷ねぎ料理選手権」にてなんと優勝に輝きました。また、その他にもお店の商品も「全国菓子大博覧会」で多くの賞も受賞されています。
冬12月から3月までは育てるのも難しいため幻のねぎと言われる「農研2号」を深谷ねぎだんごに使っています。手間がかかりあまり市場には出ていないねぎです。子どもたちが育てたのも「農研2号」でした。深谷市の中では5-6人ぐらいしか栽培している人がいないそうです。
こだわりを持ち『中瀬屋のお菓子を食べて日本一の笑顔』先代が書かれた言葉を大切に、一つ一つの商品を丁寧に作っていらっしゃいます。お団子や和菓子は今の店主が作り懐かしい飴や揚げ餅・駄菓子などは先代が今も作っています。
ねぎの商品はほかに、深谷ねぎみそどら焼と深谷ねぎ使用の揚げもちもあります。
2021年の夏から販売スタートした新作のお菓子は、渋沢栄一翁人形焼きと渋沢栄一の薯蕷(じょうよ)饅頭!人形焼きも薯蕷饅頭も同じ型で作るのですが表情がそれぞれ違うように焼きあがります。
「美味しいもの、面白いものをこれからもどんどん作っていきたい。」と語る店主さん。
その一つに「野菜を練り込むのではなく、そのものを目で見て楽しめるような和菓子に、深谷の野菜を使ってこれからも作り続けたい。」とも話されていました。次はどんな深谷の野菜と和菓子がコラボするのか楽しみですね。
※商品の取り扱いや営業時間等、最新の情報は店舗へ直接お問い合わせください
取材・執筆:ふかやさいアンバサダー 福島 玲子さん
野菜の楽しさに
何度も訪れたくなるまちへ。
肥沃な土地とお日様のチカラに恵まれ、全国有数の野菜・農業のまちとして知られる、ここ埼玉県深谷市。ベジタブルテーマパーク フカヤは、『関東の台所』とも呼ばれるこのまち全体を「野菜が楽しめるテーマパーク」に見立て、何度でも訪れたくなる観光地となることを目指しています。
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