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創業江戸末期。渋沢栄一と同じ時代を歩み今に続く「藤橋藤三郎商店」

今回は、深谷市内にある3つの酒蔵の一つ、「藤橋藤三郎商店」にふかやさいアンバサダーの福島玲子が訪れました。深谷駅から徒歩約8分、駅前を散策しながら歩いていると藤橋藤三郎商店が見えてきました。


お店の軒下には、「杉玉」がかかっていました。新酒が出来たことを知らせる「杉玉」は、初め緑色をしています。伺った頃は11月。ちょうどこれから仕込みが始まるころなので、前年に作った杉玉がかかっていました。



創業1848年。江戸の末期から深谷の地にある酒蔵。経営のモットーは、渋沢栄一翁の唱えた「忠恕」の心。真心と思いやりの精神を大切にすることを心がけているそうです。いまから30年ほど前には、「渋沢栄一」にちなんだ名前のお酒がありました。改めて「大河ドラマが始まったことによって渋沢栄一の認識が上がり知ってもらえるようになりよかった。」と話します。


関東の東(あずま)に酒の清らかさを白、清酒の香りを菊で表現し命名された「東白菊」が代表銘柄。関東を代表する清酒にピッタリの名前ですね。7代目になる店主と、明るい奥様が仲良く写ってくれました。


お酒の瓶が入る袋は、「通い袋」といって、昔は酒造元が銘柄を入れてつくる「通い袋」を酒屋さんがお得意様にお渡しして、購入したお酒を入れて家まで帰ってもらうために使っていたそうです。今で言うエコバックの役割をしていたようですね。こちらは前掛けの生地で出来ているため大変丈夫で、人気の商品だそうです。




蔵・煙突には、渋沢栄一翁にゆかりのある、日本煉瓦製造株式会社の煉瓦が使用されています。埼玉県の景観重要建造物に認定されていて、よく街歩きされる方々が見学にいらっしゃるそうです。井戸は本蔵の大黒柱を使って製造し、中央の滑車は、井戸の中を清掃する人が下りていくための滑車だそう。100キロの人が乗っても安心して使用できるほど丈夫なものなのだそうです。


お酒は気候や風土で好みが変わり、関東圏は辛めのお酒が好まれる傾向があるそうです。そのため、味も辛めに作りさっぱりと流し込むような、のど越しの良いお酒づくりを考えておられます。

今だったら、自宅でも楽しめるお酒や、料理の邪魔をしないテイストのお酒が良いのではないかと日々考案中。新しい商品を作ると、毎回商品に合ったラベルを考えるのが楽しみで、なかなか決まらず大変だそうです。これからはもっと深谷ねぎと合うお酒も作っていきたいと話されていました。お店には、渋沢栄一翁の「夢七訓」が掲げられています。お客様の好みに合った、長く愛されるお酒造りのマインドにも、渋沢栄一翁の言葉が生かされているのではないでしょうか。


深谷の地で長く愛されるお酒造りに夫婦で協力しながら取り組んでいる藤橋藤三郎商店さん。実はもう一人、頼もしい味方がいます。奥様曰く、「アイデアマンの8代目店主」。まだ小学生ということですが、新たな発想力で深谷を盛り上げ、新しい風も吹き込んでもらいたいですね。これからも地元に寄り添いまた深谷を知ってもらい多くの方に愛される清酒を楽しみにしております。

取材・執筆:ふかやさいアンバサダー VTPライター  福島玲子さん

INFORMATION

藤橋藤三郎商店

住所     埼玉県深谷市仲町4-10

TEL 048-571-0136

FAX 048-571-0638

営業時間 8:0019:00(日曜休)

ホームページ http://fujihashi.fcciweb.jp/ 

駐車場 7

野菜の楽しさに
何度も訪れたくなるまちへ。

肥沃な土地とお日様のチカラに恵まれ、全国有数の野菜・農業のまちとして知られる、ここ埼玉県深谷市。ベジタブルテーマパーク フカヤは、『関東の台所』とも呼ばれるこのまち全体を「野菜が楽しめるテーマパーク」に見立て、何度でも訪れたくなる観光地となることを目指しています。

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