手書きのPOPは要チェック！野菜との出会いを楽しむ

パッと目を引く入り口には特売品などが並ぶスーパーが多い中で、こちらのお店では地元の厳選された野菜や加工品が並ぶ「地場特産青果物コーナー」がお出迎え。
「地域社会に貢献し、いいものをきちんと届けたい」という熱い想いが伝わってきます。

生産者さんが手間を惜しまず農薬や化学肥料を減らして作った青果物、その栽培方法や特徴をアピールできず、苦労に見合った価格で販売できないのは甲斐がない。
また私たち生活者にとってもどのように育てられたのか？という情報は、商品を選ぶ時の重要な判断基準になりますよね。
そんな作り手と買い手の気持ちを大切にした「素直な商売」がモットー、青果部の五十嵐裕さんが、実際に生産者さんからお話を聞くなどして選定するほどのこだわり。

可愛らしい手書きのPOPや店内放送が生産者さんのストーリーを伝えてくれます。

他店ではなかなか手に入らないシーズン限定のフルーツが店頭に並ぶこともあるそう。

作り手の想いに触れながら、カラフルな売り場を巡っていると新たな発見や、はじめましての野菜や果物との出会いがあるかも。

会えたらラッキー！きっぷのいい沼部長とのお魚トークを楽しむ

ここは水族館？いえいえ、こちらはハーズさんの鮮魚売り場。

豊洲直送・鮮度抜群のお魚たちが１尾丸ごと並ぶ姿は圧巻です。

熟練の技で三枚おろしや刺身用にと希望通りに捌いてくださるのも嬉しいですね。

「ハーズのオリジナル漬魚は美味しくておすすめだよ〜」と売り場に響く威勢のいい声、生鮮部長の沼英司さんの登場。

なんと、県外からの珍しい魚介加工品を含めて700〜800アイテムの品揃え！
「美味しくて品質のいいものを、値頃感ある価格でお届けしたい」
そんなお客様第一の想いは店内で巻いている『大黒柱おやじ巻き』にも込められています。

「今が旬の魚の特徴は？」「どうやって食べるのが一番美味しい？」などプロのお魚選びや食べ方を伝授してもらうのもオススメ。
沼部長とお魚愛溢れるトークをしながら、市場のような活気あふれる売り場を巡るとお買いものの楽しさが倍増しますよ♪

希少なお肉に想いを馳せよう！深谷牛の絶景売り場を楽しむ

みなさんは「深谷牛」をご存知ですか？
実はふるさと納税などを除いて県外には出回らないかなりレアな黒毛和牛。
現在、深谷牛の生産者さんはたったの３名。
国産の稲わら、牧草、穀物などを配合したオリジナル飼料を使い、ストレスの少ない環境で丁寧に育てられた牛の肉質はやわらかく、コクのある風味ととろけるような甘さ、そしてなんと言ってもサシの入りが良く肉色鮮やか。

ハーズさんでは、その深谷牛の価値や美味しさを伝える工夫が売り場のあちこちに。一頭買いで仕入れるからこそ可能な、タンやハツなど貴重なホルモン部位が店頭に並ぶ日もあるそう。売り場を通して、地元の優れた食材や生産者さんを知りファンになること。余すところなく食べて地域の農産物を応援することの大切さ。地産地消に想いを馳せながら、美しい霜降りの深谷牛に食欲溢れること間違いなし！

他にもすぐそばで作っている様子が見えるお惣菜コーナー（高齢のお客様用に小パックがあるのも嬉しい）や添加物を極力使わない体に優しい調味料が並ぶコーナーなど、店内でわくわく過ごす時間はあっという間。

「売り場に並ぶ商品は従業員の努力の結晶、お客様に喜んでもらった時に一番やり甲斐を感じるんです、ぜひお気づきの点があればご意見やご感想をお聞かせくださいね」と温かなお人柄が魅力の店長、米山伸仁さんは語ってくださいました。

美味しいもの好きなら行かなきゃ後悔する！
いいもの、おいしいもの、珍しいもの、価値あるもの…
そんな基準で選び抜かれたこだわりの逸品が集まる「食品館ハーズ」さん。
百聞は一見にしかず、ぜひ大きなクーラーバックを忘れずにお出かけくださいね。

取材・執筆：ふかやさいアンバサダー　土田美緒